周東寛ドットコム

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2017.12.29更新

プロローグ 高まる総合診療への期待

 

健康の主役、治療の主役は患者さん自身

 ひと昔前は、医師のほうが患者さんより上で、「俺が治すのだから、病人は言われたことを素直に聞いていればいい」と考える医療従事者もいました。病人が治療法や薬の知識をもっても不安になるだけだと決めつけていたのです。しかし今は、インフォームドコンセントという考え方が浸透してきています。
 医師は治療法や薬の内容について患者さんに十分説明をし、患者さんの同意を得たうえで医療を行なうという考え方です。治療の主役はあくまで患者さん自身であり、医師をはじめとする医療従事者の仕事は傍らで手助けをする立場にあるということです。
 これは、確かに医療のあるべき姿を示していますが、患者さんの立場で考えますと、自分の主治医は自分自身であり、普段から自分の健康管理をしっかり行なう責任があるということなのです。
いざというときの、どこの医者、どこの病院にかかるかは、患者さんにとって切実な問題です。江戸時代の儒学者で『養生訓』という衛生書を著した貝原益軒は、医者の選び方について、かなりのページを割いていますが、そのなかにこんなことが記されています。
「健康を保つためには、病気に用心するだけでなく、医者をよく選ぶことが大切だ。かけがえのない父母の体、自分の体をつまらない医者の手に託すのは危険である」
 また、
「医術について知らなければ、医者の良し悪しはわからない。つまらない医者に身を任せて死んでしまった例も世の中には多い。恐ろしいことだ」
とも記しています。
 もちろん、医学が高度に発達し、専門化している現代の医療と江戸時代の医療では事情がかなり異なっていますが、それでも医者に身を任せてはいけないという益軒の指摘は現代にも当てはまります。
どんなに今日の医療が飛躍的に進歩しているとしても、患者さん自身が普段から健康や医療に関心をもち、可能なかぎり正確な知識をもつことが大事です。健康の主役、治療の主役は、あくまで患者さん自身だからです。

 

信頼できる「総合診療医」をもとう

とはいっても、私たちが自分の健康や病気についてすべてを理解することは難しいですし、医学的にはまだまだわからないことがたくさんあります。いくら健康に気を付けていても、予期せぬ病気に襲われることもあります。自分自身が健康の主役、治療の主役だからこそ、普段から健康について相談したり、具合が悪くなったときに診てもらったりできる信頼のおける医師をもつことが必要ですし、その助けを借りることは必要です。
「かかりつけ医」とか「ホームドクター」がその役割を担っていると思いますが、私は、そのような医師として適しているのが「総合診療医」であると考えてきました。健康や病気について、心身を全体的に診療する医師です。患者さんの特定臓器に着目するのではなく、普段の生活における肉体面や精神面の様子、さらに社会環境に着目し、患者さんの健康問題全体に向き合いながら治療を行います。
 これまでの病気のことや、薬に対する反応、アレルギーなと、患者さんの健康に関する情報も管理します。ガンなどでさらに詳しい検査や入院が必要なときは、適切な診療科や病院を紹介するとともに、これまでの病歴や検査結果、治療などを提供します。
 それだけではありません。紹介先で治療が終わると、そこでの治療内容を引き継いで再び患者さんに必要なアドバイスや治療を提供します。
 患者さんをバックアップするには、なんでも報告したり相談できる総合診療医が適していると思われます。
 熱意のある医師ならば、患者さんのプロフィールや生活の様子、家族のことにも関心をもつに違いありません。そうした情報が診断や治療法を選ぶ際に貴重にデータになるのです。ちょっとした風邪でも大きな病院へ行きたがる方がいますが、そうしたところほど診療科目がたくさんあり、専門が細かく分かれています。患者さんの肉体面、精神面、環境面などを総合的に把握することは難しいのです。よほど長期入院でもしないかぎり、患者さんと冗談を言い合えるような関係を結ぶことはできないでしょう。
「かかりつけ医」とか「ホームドクター」は、患者さんの普段の生活をよく知ることができ、「お祭りが近いけど、飲みすぎないでください」とアドバイスできるくらいの距離にいるのがいちばんいいのです。

 

以下の本より抜粋しました。本についてのお問い合わせ :
南越谷健身会クリニック内 レストラン健康村 電話:048-986-7161
駅ビル医院せんげん台内  健康ひろば    電話:048-978-1113

 総合診療医

 

投稿者: 医療法人健身会

2017.03.29更新

投稿者: 医療法人健身会

2017.02.09更新

「糖尿病の重要なポイントとSGLT2阻害薬の位置づけ
 ─糖尿病体質を改善させる医療─」
    2017年2月1日 興和創薬 医師向けWeb講演会

 

「がんを転移させない・増殖させない」
    2017年2月4日 南越谷健身会クリニック ふれあいの会セミナー

 

「健康寿命を伸ばす医療」
    2017年2月9日 中央市民会館 三井住友信託銀行

 

「糖代謝における酸化反応と加水分解の役割と重要性
 ─臨床データをまじえて─」
    2017年2月24日 ギャザホール 東埼玉糖尿病血管合併症研究会

 

「体組成からみた2型糖尿病におけるSGLT2阻害薬の評価」
    2017年2月26日 埼玉県医師会総会

 

「糖尿病」 Diabetes Small Meeting
    2017年3月17日 川口総合文化センター 田辺三菱製薬

 

「2型糖尿病治療における血糖、脂質および体組成指標の変化」
    2017年4月16日 東京国際フォーラム 日本内科学会

投稿者: 医療法人健身会

2017.02.09更新

「SGLT2阻害薬のHbA1cおよび体組成に対する影響」
2016年12月10日 発行
日本臨床内科医師会会誌 第31巻第4号 別冊

DR周東イラスト

投稿者: 医療法人健身会

2016.11.14更新

「フランスキクイモと酸素水でがんを転移させない増殖させない」
    2016年9月22日 流山生涯学習センターにてゲスト出演

 

「体組成から見た糖尿病の治療法」
 ~細胞代謝における酸化反応と加水分解の重要性について~
    2016年11月5日 第一三共 浦和ロイヤルパインズホテル

 

「睡眠時無呼吸症候群」
 ~薬剤師にも知ってておきたい
  気づきにくい生活習慣病の主役である睡眠時無呼吸症候群の知識~
    2016年11月11日 昭和大学薬学部東京支部会 大学講義棟

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投稿者: 医療法人健身会

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